【ポケモンDP】アカギの目的について考える
*本記事はポケモンダイヤモンドパール(以降DP表記)のネタバレを含みます。
ポケモンプラチナ、ブリリアントダイヤモンド、シャイニングパールのネタバレは含みません。
こんにちは、🍣です。
今日、2021/11/19はDPリメイク発売日です!グラフィックが微妙、変化がなにもない、改悪とか世間の評価はなんか悲しい感じですが、ポケモン新作出るたびそういう評価になるので今回も…それじゃないか!?と個人的には思っています。まだやってないからわかんないんだけどさ…。。。
リメイクで大幅な変化があったといえばオメガルビー、アルファサファイアですが、追加エピソードのキャラの支離滅裂な言動で炎上したりしてたので多分変えないで今回はきたのかなって感じがします。
難しいですね、リメイクって…ソードシールドみたいな7頭身モデルにしてほしかったの声もあります。上から見下ろす構図が変わるのでそもそもが大幅リメイクすぎることを考えるともう何が正解なのかわからないのでとりあえずこの後プレイするのを楽しみにします…。
本題
ポケモン(本編)といえばシナリオの道筋が一貫していて、各作品毎に悪の組織が存在して、それをポケモンの力で倒して野望を阻止しつつポケモン図鑑の完成とポケモンリーグチャンピオンになる挑戦をする。と云った内容でこの流れから大きく逸れたストーリーは今のところありません。
ただ、悪の組織の動機は各作品同じと言うわけでもなく中には自らの正義を貫いたが故に主人公に倒されることになる悪の組織のトップもいます。しかし、一般的なRPGに比べて説明不足なシナリオである為、伏線だらけのようなストーリーであったり、よくわからない人もいる。それがポケモンのストーリーです。
DPの悪の組織ボス、アカギの目的は一言で言うと世界平和です。
突然ですが、皆さんはこの世の中に究極の平和はやってくると思いますか?
私が日々生きていく中で流れるニュースは明るい話だけではありませんし、身近なところでも悲しいお話はたくさん聴きます。私自身も毎日が希望の光で満ちていて輝く人生であるかと言われると首を縦には振れません。
アカギはこの原因を「人間の感情」であると断定しました。人間同士が異なる感情を抱くことが争いに繋がると考えたのです。要は皆同じ方向を向いていれば争いは起こらないのです。
その為、「感情が存在しない世界を創る」ことで平和を実現しようと考えました。
アカギは天才的な科学者の肩書きも持っています。27歳。はへ〜若い…昔は感じませんでしたが7個上の人がこんなことしてたらええ…ってなります。この科学の力を使って、シンオウ地方のポケモン「エムリット、アグノム、ユクシー」の遺伝子を用いて、「あかいくさり」を作り出し、伝説のポケモン"ディアルガ、パルキア"を使い新世界を創ろうとします。
その為のエネルギー、技術を得るためにギンガ団を設立した。と私は思っています。その為アカギ以外は幹部でさえも目的を知りません。なので幹部以下は人間不信になっちゃったのかもしれないただの悪い人です。
主人公は何も話さない(ということはプレイヤー自身)ですが、そんなアカギの前に立ちはだかります。そしてアカギの目的である「新世界を創る」ことを阻止します。すると、アカギは
---「おまえに とって ほんとうの きゅうきょくとは なんだ?」---
---「ほんとうに うつくしく かがやく しあわせを しってるのか?」---
と言葉を漏らします。
恐らく嫌味や負け惜しみでこんなことを言うのではなく、アカギにとっては何故主人公がこの争いだらけの世界を望んでいるのかがわからないのがこの発言によってわかります。子供一人でギンガ団のアジトに潜り込み、野望を阻止しようとしているその意思の強さを見ていたアカギからすれば当然でしょう。
また、このセリフですが、感情を持つことを望まないアカギの心の弱さが出ているようにも見えます。アカギが幸せになりたかったという感情が滲み出なければこの発言にはならないと私は感じます。この世界では誰も幸せになれないから新世界を創ると考えているようにも見えます。なんだか人間らしいです。
アカギなりの幸せの探求の究極、これが「感情が存在しない世界」なのかもしれません。
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なお、アカギは、アジトに一人潜入した主人公の勇気を認め、「マスターボール」をくれたり、自らの出身であるナギサシティには直接的な危害を加えない(活動をしない)など最後の優しさが残っているようにも感じられます。
リメイク、楽しみになってきました。ここまでお読みいただきありがとうございました。